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北アルプス 西穂高岳~奥穂高岳(ジャンダルム)




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北アルプスには危険なことで有名な名所がいくつかあります。例えば、剣岳、大キレット、不帰ノ嶮等です。ジャンダルムを含む西穂高岳から奥穂高岳までの縦走路もそうした中のひとつです。
大キレットは行ったことがありますが、山と高原地図では一般ルートとして扱われており、危険な箇所ではステップやクサリが整備されてきているようです。西穂高岳から奥穂高岳間はバリエーションルートという扱いになっていて、整備状況も最小限です。
これをクリアできれば、今年の夏山の成果として、大きな収穫のひとつになりそうです。

このルートに関するインターネットの他サイトの情報では、かなり危険だという感想と、それほどでもないという感想があります。最後には自己責任と書かれていますが、それで結局自分に行けるのかどうかは分かりません。行けるかどうか分からないのなら、とにかく、行ってみて判断するしかありません。ダメだったら引き返して、プランB(常念岳、蝶ヶ岳)を発動できるようにしておきます。
インターネット上の情報では山小屋に泊まる人がほとんどで、テント装備で行っているものはほとんどありません。ハードなことが分かっているので身軽に挑戦しようとする人ばかりなのだと思います。私は山小屋に泊まるのが好きでないのと、貧乏なのでテント装備で挑戦します。

西穂高岳側から行くか、奥穂高岳側から行くかは意見の分かれるところです。
西穂高岳側から行くと
・初日にロープウェイで上がり、西穂山荘に泊まれば、体力が十分残った状態でスタートできる。
・ロープウェイで標高を稼げる。
・二泊三日かかる。(西穂山荘、穂高岳山荘(または涸沢)泊)
・一番、危険だと言われる馬の背を登りで通過できる。
・全体的に登りなので安全。

奥穂高岳側から行くと
・初日に一日がかりで穂高岳山荘に上がらなければならず、その疲れが残った状態でスタートとなる。
・一泊二日で済む。(穂高岳山荘泊)
・一番、危険だと言われる馬の背を最初に終わらせられる。
・全体的に下りなので楽。


西穂高岳~奥穂高岳間の地図

どちらかというと奥穂高岳から行く人が多いような気がしますが、今回は西穂高岳側から奥穂高岳に行くことにしました。その理由はちょうど涸沢フェスティバルというイベントと重なるからです。混雑の予想される涸沢や穂高岳山荘に近づきたくなかったのです。初日は西穂山荘という選択にし、イベントが終わる二日目に穂高岳山荘へ到着するようにします。下山は白出沢側に逃げます。

新穂高温泉では深山荘の近くに無料駐車場があり、いつもはそこを利用するのですが、この日は満車になっていて、係員に鍋平園地駐車場に行くよう案内されました。
深山荘から南へ少し戻ったところにある上に登る道を進むと、鍋平園地駐車場に到着します。
この駐車場はキャンピングカーの車中泊スポットになっているようです。
ここからロープウェイの中間駅であるしらかば平駅まで歩きます。

新穂高ロープウェイは新穂高温泉駅から鍋平駅までの第一ロープウェイと、しからば平駅から西穂高口駅までの第二ロープウェイがあります。
ここはその中継地点にあるしらかば平駅です。

温泉施設と足湯、レストラン、土産物販売等があります。
完全な観光地です。

しからば平駅から西穂高口駅までの第二ロープウェイは二階建てです。
片道料金1,350円と10kg以上の荷物料金200円を払います。

ロープウェイからは下の駐車場や向かいの山が良く見えます。
支柱が3箇所あって、通過する際に大きく揺れます。
これで標高差800m以上を稼ぐことができます。

西穂高口駅です。
麓とは気温が違って涼しいです。
西穂山荘は水が有料なのでここにある水場で補給しておくといいかもしれません。

しばらく遊歩道を歩きます。
観光の方が散策されています。

遊歩道を奥まで行くと、登山道が始まります。

そこにある建物が登山届の最終提出可能場所です。

始めは木道が整備されたゆるやかな道ですが、

傾斜が出てきます。
西穂山荘までの時間は短いですが、けして楽ではありません。
日帰りで西穂高岳に行く人が多いのだと思いますが、大変大勢の人とすれ違いました。

西穂高口駅から約1時間で西穂山荘に到着です。

西穂山荘はたくさんの人で賑わっています。

テント場も満員で、奥のヘリポートにまでテントが張られました。
幕営料はひとり500円。水は有料です。

テント場は狭く、数が多いため、グループのテントを避けて張るということができません。午後9時頃まで騒がしい状況が続き、翌朝は午前3時からドタバタが始まりました。
ロープウェイで簡単に来ることができて、上高地や焼岳に下りるというようなお気楽山行ができる場所ですから、ほとんどの客層はそうした水準です。ましてやテントを背負って奥穂高岳を目指す人は少数でしょう。


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