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2年前、聖岳へ行ったときに見えた上河内岳は大きな存在感を放っていました。その時からずっと上河内岳のことは気になっていて、今年の7月初頭に易老渡から茶臼岳経由で行く計画をしたことがあります。その時は天候が悪く、直前の茶臼岳であきらめて引き返しました。そして、今回こそ登りたいと思い再び訪れました。
百名山の聖岳や光岳に登るために使われることの多い易老渡と便ヶ島への林道は、百名山級の山に行くための道とは思えないほどの悪路で、砂利や落石の多いデコボコ道が続きます。車をゆっくり運転しないとパンクすることがあります。この程度の道も低山ならありえそうですが、メジャーな山のメジャーな登山口でここまでひどいところはあまり見かけません。鳳凰三山に行った時の青木鉱泉への道くらいしか他で思い当たるところがありません。
今回のメインターゲットは上河内岳です。一泊二日の予定で聖平で幕営します。天候と時間的余裕によっては聖岳にも登ります。2010年9月25日(土)朝8時前に便ヶ島に入りました。
便ヶ島にある聖光小屋です。
ここに駐車させていただきます。
駐車場こそアスファルト舗装されていますが、ここに至る道はデコボコの林道です。
聖光小屋のテント場と車中泊駐車場。
トレイと水場があります。
車中泊とテント泊は一人500円ですが、駐車場は無料で利用できます。
トイレは50円です。
登山口。
脇のポストに登山届を出せます。
登山口から少し登ったところで遊歩道と交差し、さらに登ると小さなトンネルがあります。
トンネルの中は下が少しぬかるんでいるところがあります。
滝の沢橋
木製の和風な橋です。
滝の沢というぐらいですから、横に滝があります。
しばらく遊歩道が続きます。
左の斜面が崩れているところもありますが、通行に支障はありません。
かつら沢橋
こちらも和風な橋です。
かつら沢橋の横にも小さな滝があります。
30分ほど歩いたところで西沢渡のロープウェイに来ました。
このロープウェイは荷物用ですが、以前来たときこれに乗って向こう岸に渡りました。
着いたときに荷台が向こう岸にあったので、まずはこっちに引っ張り寄せます。けっこう重く、こんなところで余計な体力を使います。
その後、荷台に乗りロープを手繰り寄せて進みます。
ちょっと待ってください。川を見ると橋がかかっているじゃないですか。
ロープウェイに乗る必要なんてなかったようです。
無駄に時間と体力を消耗しました。
川を渡ると登山道が始まります。
飯田営林署の廃屋があります。
周囲は酒瓶がたくさん転がっていました。
道は小屋の右側を周っていきます。
標高の標識が付けられています。
まだ綺麗なので最近付けられたのでしょう。
持っているGPSの高度計を見ると約1440mを表示していました。
標識は1200mとなっていますが、3000m峰の聖岳まで登るとすれば、標高差1800m以上あることになってしまいます。いくらなんでもそれではたまったものではありません。いいかげんな標識を設置したものです。
急な登りがジグザグと続きます。
この付近は登山道の横が急斜面になっているところが多いため、注意を促す標識やネットがたくさん設置されていました。
また、標高の標識がありました。
GPSは1600m以上を示しているのに、標識はまた1400mと言っています。
それでも万一ということがありますから、念を入れてGPSを補正しなおしてみますと、あれ?表示が1364mに変わりました。
ということは、え~と…GPSの方が間違っていたようです。これはとんだ失礼をしました。
それにしても、聖岳までそんな標高差があったのですか。
ネットや警告標識がたくさん設置された区間を終わりました。
危険区域の入口と出口にこの標識があります。
深い樹林帯の登りに変わっていきます。
登山道は急傾斜が続きます。
登山道が紫色っぽい赤茶色をしています。
苔平に来ました。
何かあるわけではなく樹林帯の中です。
唯一あるのは登山道の横の少さなスペースだけです。
苔平より少し上ぐらいから、左手に聖岳が見えてくるはずなのですが、曇っていて何も見えません。
聖岳との分岐であるこの先の薊畑に早く着いたらザックをデポして聖岳に登る手もあったのですが、これなら行っても意味がなさそうです。
薊畑に来ました。
角材のベンチがいくつかあります。
左へ行くと聖岳ですが、ガスっていますので行きません。まっすぐ聖平に向かいます。
薊畑は花が多いところですが、9月ですからすでに終わっています。
でもトリカブトはありました。
聖平の分岐です。
直進すると上河内岳で、左に行くとすぐに聖平小屋があります。
聖平には方位盤があります。
本日は聖平小屋方向への木道を歩きます。
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